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M₋1グランプリ2025

おはようございま。
こんにち、こんばん。長江です。

今年もM‐1の季節がやってきた。


舞台の千秋楽が被り、
リアルタイムでの視聴はできなかったが、
今日は時間があったので敗者復活からゆっくり見させていただいた。
本当にたくさん笑わせていただいた。


小さい頃からお笑いに触れていたからか、
芸人さんに対し、とてもリスペクトがある。
汗水垂らして人を笑わせる職業。なんともまぁ、格好良い。



本当に今年も幸せでした。
参加された皆様、そして栄光を勝ち取った優勝者のお二人。
お疲れさまでした、ありがとうございました。


 

ここからはネタバレも含みますので、
見視聴の方はお気をつけください。
偉そうなことを書いてしまっているかもしれませんが、
ただのお笑いが好きな男の、
なんの影響力のない感想です。
どうぞ俺のことを友達だと思って、
片手間の会話だと想定してお読みください。









毎年新たな芸人さんが決勝に進出するが、
前年までに良い結果を残し、
「来年は決勝だ!」と期待されている人たちが、
順当に勝ち残ったという印象だった。

優勝者のたくろうさんは、
結成してすぐに準決勝まで進んだが、
それ以降はなかなか結果に繋がらなかった。
劇場に足を運んで見させていただいたことはないが、
公式のYouTubeにネタ動画があり、腹の底から笑ったことを覚えている。


ボケ担当の赤木さんの挙動不審さは天下一品。
その個性をどう昇華するかを、
ひたすら向き合い続けた末の優勝だったんだなと思う。
良ければ吉本さんの公式YouTubeに、
過去のネタから最新のものまであるので見てほしい。
その変遷を感じ取れると思う。



コンテストというものは、
初出場のアドバンテージが存在する。
それは「手の内がバレていない」ということである。


何度も決勝に進むのに優勝を逃してきた芸人さんたちは、
審査員や視聴者の、「今年はどんな面白いネタをしてくれるんだろう?」という、勝手に膨らんだ期待感と闘わなければならない。


更に、ファイナリストになった芸人さんは、
翌年以降のメディア露出が増え、
各個人のパーソナルな部分までバレてしまう。
そうなると、コンテスト特有の「空気を掴むうねりのようなもの」を、自らの手で生み出しにくくなるのだと思う。

 



(だからこそ2連覇の令和ロマンさんが異質すぎるのだ。
露出の増えた状態をベースにして、異なるジャンルのネタ2本を作って優勝している。
ファーストブロックでの「最強の苗字」に関しては、
ラジオに寄せられたメールを基に作ったのだから、普段の空気感がとても反映され、かつラジオのような自然体でネタをやれたのが凄い。)

 

その点、
初決勝で優勝をもぎ取ったたくろうさんは本当に素晴らしかった。
アーカイブを見て、なんだか泣きそうになった。
ここからさらなる飛躍と、
バラエティで、MCの方からフラれた無茶な大喜利を、
赤木さんが困惑しながら100点をたたき出していくのが目に浮かぶ。
もちろんツッコミのきむらバンドさんも卓越した技量の持ち主だから、
大人数での絡みが早く見たいなと思う。


 

個人的にはエバースさんも大好きだ。
ツッコミの町田さんが、
ボケの佐々木さんから投げられた無茶な要求に、常識を持って訂正していく。
なのにいつの間にか、町田さんがおかしくなっている。
佐々木さんが書くネタはどれも秀逸で構成力があって素晴らしい。
優勝していたら、賞金は19対1の割分という二人の約束があったはずなので、その会話も見たかった。
ちなみに今年のABCお笑いグランプリは優勝していて、
その「棺桶」のネタも秀逸なので見てほしい。
公式に、令和とは思えないような遠目からの画角と画質の悪さで載っている。


去年の敗者復活で注目していたドンデコルテさんも決勝に進出した。
演説のような言葉の節の回し方。
あれは役者として勉強になる。
だって内容を聞きたいなってなるのだから。
説得力と胡散臭さが両立する素晴らしさ。
きっとバラエティで、その個性を生かした企画が見れるんだろうなとワクワクしている。

本当はもっと書きたいし、
敗者復活も含めて振り返りたいが、
この辺にしておきます。
お笑い評論家でないですし、
偉そうなこと話しちゃったら申し訳なさすぎる。

都にも豚の角煮も、
皆様お疲れさまでした。
引き続き、応援しております。

崚行